北欧モダニズム サクスボー窯の碗 [小物]
北欧デンマーク、サクスボー窯の茶碗サイズの作品です。
サクスボーは1929年にビングオーグレンダールで働いていた、釉薬研究家で化学者でもあったNathalie Krebs(ナタリー・クレブス)とGunnar Nylund(グナー・ニールンド)によって設立されました。1932年にはEva Staehr-Nielsen(エバ・ステア・ニールセン)が加わり、サクスボースタイルと言われる作風を確立していきます。
黄土色の釉が全体にかけられた後、その上からこげ茶の釉がかけられています。こげ茶釉は口縁と高台付近に多く残り、胴を流れ落ちた釉が大変に味わい深い景色を見せています。
綺麗な正円を描く、薄造りの端正な形は宗時代の器の影響を感じさせます。手取りも良くお抹茶碗に見立ててお使い頂いてもよいと思います。製造は1950年代、ヒビカケ無く非常に良いコンディションです。
1968年にナタリーの引退と共に窯は閉じられ、短い歴史に幕を下ろします。サクスボーの東洋的で流麗な形と特徴的な釉薬の作品は、他の多くの窯に影響を与え、世界的に高い評価を得ています。
直径124mm 高さ61mm ¥48,000(税込み)
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