北欧モダニズム ロイヤルコペンハーゲンの碗 [小物]
デンマークの名窯ロイヤルコペンハーゲンの珍しい器が入荷しました。
デンマークやスウェーデンでは20世紀初頭より中国宋時代や日本を含む東洋の器と釉薬の研究がされていました。1930年代から70年代頃にかけて、ロイヤルコペンハーゲンやグスタフスベリ、サクスボー等、大小多くの窯の作家が古陶磁器を研究し、自らの作陶に反映・昇華させています。
この碗も東洋の器の影響を強く感じる作品です。
キリッと緊張感のある美しいフォルム、釉薬は濃い茶釉をかけた後に青磁釉をかけ、それがむら雲のような怪しげな変化を見せています。
キリッと緊張感のある美しいフォルム、釉薬は濃い茶釉をかけた後に青磁釉をかけ、それがむら雲のような怪しげな変化を見せています。
見込みにもそれは現れており見ていて飽きない景色に。
裏印より製造は1962年。まず間違いなく量産品ではなくアートピースなのですが、作家は不明です。モノグラムのような掻き銘は見られますが、高台内のスペースも小さく判別が出来ません。
チップやニュウ無く、状態は良好です。薄造りで手取りもよく、茶箱/茶籠に入れる旅茶碗にもピッタリと思います。
直径104mm 高さ54mm ¥25,000(税込み)
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